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ゴー宣ジャーナリスト
2023.12.13 07:00ゴー宣道場

自分の意見を主張しない弱さ

おはようございます。
ゴー宣ジャーナリスト水曜担当しろくまです。

今回は、若手アーティストとの話から見えた今の問題など紹介していきます。
Aさん(仮名)30代女性のアーティストと話す機会がありました。
話題は美術に関する話の流れで岡本太郎はすごい!という話もされたので、「自分の作品にも意見や主張を強く表現してるんですね」と尋ねると、まさかの答えが返ってきました。
「作品には自分の意見とか強く主張しない。」
え?大事な自分の意見は主張しないの?なぜ岡本太郎はすごいと思ったの?と問うと、うーんと首を傾げるだけ。過去の先人たちが残してきた多くの作品や言葉から、それを見て何も響かないのだろうか?
私よりも多くの作品に触れる機会があるのに、その様子を見て「自分の意見は出したくない、目立ちたくない。」「誰かに何か批判されたり、傷つきたくない」という保身だと思いました。これは社会に対して無関心な人に共通しています。
自分の意見を主張しない弱さは、コロナ禍やジャニーズ問題でも、多くのアーティストたちもメディアやマスコミに迎合し、声を挙げなかったことはAさんが言った「自分の意見は強く主張したくない」と同じことが言えます。
それは個人だけでなく社会全体にも、日本の戦後の反戦、左翼リベラルの影響で、個の自立、精神的にも弱くなっているのだと思います。

そして、今年の11月に広島に訪れました。その時に平和記念公園、平和記念資料館、原爆ドームを見てきました。公園もとても綺麗で一般客や海外観光客など、修学旅行の学生さん達で賑わっていました。
この度、来年広島で公論イベントを開催することが決定しました!
来年の11月は広島開催へぜひご参加ください。
広島で公論イベントを開催することは重要なことだと思います。

今年で戦後78年です。改めて現場に来てみて戦後日本が抱えている多くの問題を考えさせられました。
そして、信じられませんが美術の「戦争画」がいまだにタブーだということ。しかも、まだ全作品が公開されておらず、数点ほどで全ての「戦争画」は常設されていません。(戦争記録画とも言われています)
敗戦後、GHQによって戦争画は153点に及ぶ作品が没収され、70年に日本政府に作品が「返還」ではなく、「無期限貸与」。アメリカが日本に貸しますということです。

「戦争画」だけが政治的な事情から展示会で一括公開を中止にされたり、私たちはその「戦争画」を見る機会が少なく、そうなると日本には「戦争画」があるということも知らない、その存在も知らない方が多くいらっしゃるかも知れません。
過去の画家達が描いた作品は時代の記録として、後世に残してくれた貴重な作品です。
それを避けて見ようとしない、今後も戦争画はキャンセルカルチャーされたままです。
いまだに政治的な問題と、反戦、左翼からの抗議で戦争を想起させるなど不当な扱いをされてることに日本は強く抗議し、本来ならアーティスト、芸術家たちも主張しないといけない立場でもあります。
小林よしのり先生の『戦争論』を誤読している左翼リベラルや、人権や反戦平和主義に陥っているメディアやマスコミは日本の大切な文化、芸術を破壊しています。
この現状を国民自身が自覚し守らないといけない、自分の意見を主張しないといけないと思います。
次回は、戦争と宗教との関連、美術の観点から見ていきます。

 


プロフィール
公論サポーター中四国支部隊長
岡山県在住のアラフォー、パソコン講師。
30代後半に偶然、ネットでゴー宣道場を発見しゴー宣に参加、門下生になる。
中四国地方で隊長を務め岡山で公論イベント3回開催。
趣味の芸術好きから美術館ボランティア活動。
日本文化衰退の危機感と和菓子好きから煎茶道の習い事を継続中。

 


 

 

【トッキーコメント】
「自分の意見を主張したくない表現者」って、存在が自己矛盾を起こしてて、なんだか意味がわからないと思っちゃいましたけど、今の若い人にはそういう人多そうですね…。

戦争画といえば『卑怯者の島』のカバーにも使用してますが、ものすごい迫力に圧倒される作品も数多く、これが封印されているということは本当に忌々しき問題です。

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